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 厳密な精度を持ち、耐久性にも優れた製品づくりをするために、私たちは今日も金属材料を削っています。コンテナヤードに積み上げられた容器の中で、削られたままの姿でキラキラと光を反射している金属の切りくず。よく観察してみると広角レンズに使われる花弁型のフードの稜線に似ています。そうなのです。上の写真にあるのは、円筒形の材料からフードのカタチを切り出すことで発生した切りくずなのです。いわばドーナツに穴を開けようとすれば必ず生まれる丸い部分=ドーナツホールのような存在です。これらの切りくずは、廃棄物として処理されるのではなく、専門業者に託されて生産材として再生されるのです。

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 金属切削のプロセスでは、明確なカタチを持たない細かい切りくずも発生します。これらの切りくずも大きな切りくずと同様に金属の素材別で集められ、リサイクルルートを循環していきます。なかでもアルミニウムはリサイクルの優等生と言われています。アルミニウムは原材料のボーキサイトから新造するのに膨大な電力を要しますが、アルミニウム素材を回収・熔解して再精錬する場合には新造時に比べ約3%のエネルギーで再利用が可能なインゴットへと生まれ変わらせることができるのです。

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 リサイクルルートに乗って、ふたたび金属材料へと生まれ変わる道筋をたどるのは、切りくずだけではありません。自動加工機の作動プログラムに間違いがないか試運転をする際に出てくる試作品なども回収し、新たな工業製品の素材として活用されていきます。
 アルミニウムなどの金属材料の切りくずが生産材としてリサイクルされているという事実は、限りある資源やエネルギーを有効に活用したいというコシナの考えに一致しています。再生可能な素材を用いることも重要な取り組みですが、それに加えて製品が長く愛されることによっても環境への負荷は低減できるのではないでしょうか。どうか私たちのつくるハイエンド光学製品を、長きにわたりご愛用いただけますようお願いいたします。

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