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 コシナ飯山ファクトリーには、レンズ作りに必要な治具をストックする場所があります。上の写真は、023(レンズ端面を、さまざまな形状に削る)で登場した特注品のダイヤモンドホイールが保管されている様子です。この他にも、レンズの切削や研磨そして心取りなどに関わる治具が、用途やサイズ別に分類され保管されているのです。今回は、私たちがレンズ作りに使用しているさまざまな治具をご紹介させていただきます。

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ダイヤモンド研磨皿。これは017(ダイヤモンドペレットの確かな配置)で登場したタイプとは異なり、皿の全面がダイヤモンド砥石になっているものです。

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プリズムを切断するのに使われるダイヤモンドカッター。用途や工程に応じて丸い刃の厚さや直径および装填されるべき刃数などの仕様が異なります。

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製造原器と呼ばれるもの。マスターとなる光学原器を複製して作ります。切削工程でも研磨工程でも、レンズの曲率にあわせ数々の原器が製造の現場で使われています。

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これは、022(レンズの中心を見極める心取り)で登場したベルクランプです。作業するレンズの直径や曲率に応じて、実にさまざまなベルクランプが用意されます。

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ベルクランプは、必要に応じて旋盤加工で作っていきます。研磨の済んだレンズを直接くわえこむ治具なので、決してレンズを傷つけないように細心の注意で製作します。

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削りたてのベルクランプ。素材は使用済みのベルクランプをさらに削って再利用する場合もありますし、まっさらの金属材料から削ることもあります。

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こちらはR旋盤を使ってレンズ研磨に使用する受け皿を削り出しているところ。作るべきレンズの曲率とピッタリ同じものを無垢の真鍮材から形づくるのです。

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 このようにしてレンズの製造に必要なさまざまな治具が用意され、活用されていきます。使い終わった治具は、同じ仕様のレンズ製造が再稼働されるまで休息を与えられ、倉庫で静かに眠ります。長い間眠りについたままの治具もあれば、しばしば起こされる治具もありますが、どれひとつ捨てるものはありません。そして、数えきれない程の治具それぞれには完璧な光学製品を作り上げたいという私たちコシナの強い意志が込められているのです。

 

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